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最近「メンヘラ」って言葉よく耳にしません?
基本的にはネガティブな意味合いで使われることの多いこの言葉。
元々はネット上のスラングで「メンタルヘルス(心の健康)に何らかの問題を抱えている人」を”メンタルヘルス+er”でメンヘラーと呼び始めたのが発祥らしいです。
それがどんどん派生して、
・SNSに闇(病み)系の投稿をしがちな人。
・度の過ぎた「かまってちゃん」。
・恋人相手に求めることが重すぎる人。
みたいな人のことを指す言葉としても使われています。
本日はこの「メンヘラ」という言葉を題材にし、以下のような方に向けて記事を書きます。
・何かに一生懸命になると一途で他の事が見えなくなってしまう人。
・自分のルールやペースが乱されるとイライラ不機嫌になりがちな人。
・寂しさや孤独が苦手な人
・他人からの視線や評価が気になってしまう人。
上記に当てはまると思う人、或いは「自分はメンヘラかも?」って疑惑を持ってる人や、「メンヘラである自分を変えたい!」と既に思ってる人などに、ZAWAのおすすめするアクションプランを紹介しますので是非読み進めてみてください。
それでは始めます。
「メンヘラ」の特徴
最近はこの「メンヘラ」という言葉もだいぶ一般化されてきている印象がZAWAにはあって、基本的にはネガティブな意味合いで使われることが多いですが、「自分はメンヘラ気質あるから!」とぜんぜん悲壮感なく自分のメンヘラ気質を受け入れている人も見受けられますし、開き直ったかのように「メンヘラな自分を受け入れてくれる人募集!」というポジティブに公言する人もお店のお客さんでちょいちょいいます。
そんなZAWAも「メンヘラ女子」は結構好みの女性のタイプで、ちょっとくらい面倒臭かったり、重かったり、パンチがある行動を取る女性の方が魅力的に見えちゃうので、「メンヘラ」という言葉自体にネガティブな意味合いや罵倒の意味で使うことはあまりないです。
ただそれはZAWAの特殊性癖の話なので、一般論で言えばやはりまだまだ「メンヘラ」という気質はネガティブワードとして広く認知されてると思います。
そして男であるZAWAは「メンヘラ」って女性に使うことがほとんどなのかと勘違いしていたんですが、グーグルの検索ワードボリュームを調べてみると「メンヘラ 男」とか「メンヘラ男子」とかが上位に食い込んで来てました。
男女関係なく「メンヘラ」な人はたくさんいて、精神衛生が不健康だったりストレスを抱えやすかったりしているんです。
”メンヘラの特徴”を調べてみると、
・情緒が不安定になりやすい
・ネガティブ思想になりやすい
・SNSで愚痴や文句を吐き出す
・常に誰かと一緒にいたい
こんな特徴が書かれています。
これが「メンヘラ」が闇系・病み系、かまってちゃん・寂しがりや、物事を悪い方に考えがちといった印象を持たれる理由です。
ZAWAはこれらの特徴は、
『依存心・執着心』
から来るものと言い換えていいと思ってます。
恋人への依存、自分の価値観への依存、自分の理想への執着、自分のルールへの執着…。
こういった自分が生み出している依存心や執着心を「相手への信頼」や「相手への愛が大きいことは正しい事」という言葉に言い換えて、パートナーに自分まるごと預けてしまうので、相手が重く感じたり、負担を感じたりするんです。
もちろん信頼する事や愛情が大きい事を否定するつもりはありません。
それを貫こうというあなたの強固な意思があるのであればZAWAは心からそれを応援します。
ただ人間には皆キャパシティがあります。
あなたが喜んでくれるなら自己犠牲も厭わない!と本気で思ってくれる人は必ずいると思います。
でもだからって「何でもかんでも全部OK」って思う人はほとんどいません。
「これ以上はちょっとtoo muchだなぁ」と相手が無理を感じ始めたり、我慢が必要になったり、自分が損をしなければあなたに喜んで貰えない状況が続くのはしんどいですからね。
言葉で「君が喜んでくれるならなんでもしてあげる!」と言っておきながら、キャパオーバーしたら手のひら返しなんて酷い奴だなとも思いますが、この言葉を丸々鵜呑みにしてしまうのもちょっと考えものだとZAWAは思います。
実際人の心は、上図のように「ここまでは許せる、これ以上は無理」という境界線が必ずあると思っていた方がいいでしょう。
境界線の位置は人により違うので、どこまでならOKみたいな明確な基準はありません。
なのでここでは「人の親切、善意、好意でできる範囲には限界がある」ということだけ頭に入れてみてください。
ZAWAのすっごいざっくりしたイメージなんですけど、例えば「依存度30%」(信頼度・執着度でもいいです)ってこんな感じ。
このくらいの寄りかかり具合ならいつでも喜んで!って感じです。笑
相手が頼ってくれるのも嬉しいし、頼りになれる自分が誇らしくもあるし、例え分かりやすい見返りなんかが無かったとしても、相手に何かをしてあげられることで自己肯定感が高まったり、承認欲求が満たされたりとZAWAにとってプラスになるメリットがたくさんあります。
この程度ならパートナーも自分もwin−winな関係を維持できると思いますね。
でも、相手が100%近く自分に依存し、執着してきたらどうでしょう?
ZAWAのイメージではこんな感じ。
もう体を預けるってレベルじゃないです。笑
依存・執着ってのは重いんです。
数十メートル上から飛び降りてきてもいつでも必ずキャッチしてあげなきゃいけない。
そのくらいのプレッシャーと負荷が自分にのし掛かってくるイメージです。
これはあくまでZAWAの超個人的なイメージ図ですが、違いはあれど恐らく多くの人はパートナーが過度に自分に依存・執着してくることを重荷として感じる範囲が必ずあると思います。
「本当に好きならやってくれるはず!」って意見もあっていいと思います。
ただ「相手に何かを強く求める」「相手に自分と同じ価値観を押し付ける」という行為は、大抵の場合は人間関係の摩擦や争いを生みます。
良好な精神衛生状態や、パートナーとの関係性が築けてないという経験に心当たりがある方は、是非この機会に違う選択肢を一考してみてください。
では、こんなメンヘラ気質がある人はどのようなことを心がけて生活していけばよいのでしょうか。
次の項でZAWAおすすめのアクションプランを紹介します。
「メンタルポートフォリオ」を作ろう!
資産運用用語の「ポートフォリオ」って言葉ご存知ですか?
自分の保有する資産やその割合を指す言葉ですが、資産を運用する際にはリスクヘッジをするために「分散投資」を行う事が定石とされてたりします。
上図のように、株に○%、為替に○%、純金に○%、不動産に○%という項目・割合で投資するといった感じです。 この項目・割合を「ポートフォリオ」と呼びます。
このように投資先を複数持つ事をしないと、例えば株だけに100%投資をした場合に、もし株価が大暴落したら大打撃を受けますが、ポートフォリオを作る事でそれを回避・緩和することができるのです。
ここからが今日の本題ですが、
ZAWAはストレスマネジメントを行う際に、このロジックと同じように自分の精神面の依存先を1つに集中するのでなく、「メンタルポートフォリオ」を作成し、精神的依存先を複数持つというアクションプランをおすすめします。
依存心・執着心の強い「メンヘラ」な人は、自分の精神的依存先が極端に1つに集中しがちです。
例えば上図のメンヘラ男子は、恋人以外にも人間関係は様々あるにも関わらず、「恋人」の優先順位や占有率が極端に高いです。
勿論、恋人は自分のことを優先し、大事にしてくれている彼のスタンスが心地いいと感じる部分もあるとは思いますが、一人の時間が確保できなかったり、束縛されたり、何でも自分が一緒じゃなきゃダメみたいな状況が重たく感じてきてしまうと思います。
恋人がどう思うかだけではなく、メンヘラ男子本人の精神衛生状態を考えてみても、1つに執着してしまうとストレス指数がものすごく高まります。
「恋人が電話にでない、浮気してるのかも?自分への愛が冷めたのかも?」
「明日のお休み彼女と遊びたかったのに女友達と遊ぶのを優先された。悲しい。ジェラス」
「自分は彼女だけいれば幸せなのに、彼女はそうじゃないみたい。寂しい。不安。」
このように自分の心を満たすことのできる事柄が1つしかないと、彼の「幸せな人生」は「彼女」が全部叶えてあげないと成立しないことになってしまいます。
それが「重い」と思われてしまう要因です。
「依存」は「自立」と同時に存在し、バランスが保たれてる必要があるんだと思います。
「依存」と「自立」の割合や、ポートフォリオの項目なんかはケースバイケースでいいです。
人間関係だけでなく、趣味・仕事・ライフワーク・ペットなどを項目にしてもいいでしょう。
「仕事で上手く行かなかったけど、彼女いるからいっか!」
「彼氏がちょっと冷たかったけど、愛犬と遊んでたら元気になってた」
「旦那の帰りが遅いけど、稼ぎ良いから我慢するか」
ポートフォリトが上手く作れると、何か一個ダメだった時にダメージが少なかったり、マイナスを他で補填しやすい環境になります。
ZAWAは、「何かに深く依存する」ことがそもそも苦手なのですが、「恋人やパートナーの事ばかりを考える、優先順位を一番高くする」ということを否定するつもりはありません。
とてもロマンチックな考えだと思うし、もし相手が自分のことをそこまで想ってくれてたら嬉しいと思うでしょう。
でも、そこは”塩梅”なんですよ。
過度なもの、極端なものっていうのは諸刃で、いい面が強くあれば、同じだけ悪い面もあったりします。
もしこれを読んでいるあなたが、今まで自分の「依存心や執着心」の高さが原因で良好な人間関係が作れなかったり、自分の精神衛生が乱れることが多いという経験をしてきているのであれば、この機会に自分の精神的依存先について一考し「メンタルポートフォリオ」を作成することをおすすめします。
そもそも依存しない!執着しない!ってスタイルにマインドを変化できるともっとストレスフリーな人生を送れると思うけど、それはなかなか難しいですもんね。
それよりは難易度が低いと思いますので、是非トライしてみてください。
本日は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
赤澤飯店の主人:ZAWA
1982年東京生まれ。
脱サラし、海沿いの町で飲食店を営業。
ケアストレスカウンセラー。
『GOOD VIBES ONLY』をモットーに日々ストレスの無い毎日を研究中。
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