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出会い系アプリ・婚活アプリ、マッチングアプリ…昨今色々なアプリがあります。
ZAWAの店でも利用しているお客さんは結構います。
利用してる人の目的も千差万別。
恋人が欲しい人。
結婚相手を見つけたい人。
気の合う友達が欲しい人。
暇なときに連絡取りたいだけの人。
体だけの関係を求めてる人。
うちの店に来るお客さんだけでもこれだけ様々な利用目的があるんですから、マッチングアプリの画面の奥にいる数多の人たちも含めたら、本当多種多様な目的でアプリを利用している人がいるんだろうと予想できます。
ZAWAはマッチングアプリ自体のことをどうこう批判するつもりはないんですが、利用者の話を聞いていると、マッチングアプリを間違った使い方で利用してる人がすごく多い気がしました。
本日は、「マッチングアプリ」を題材に、「道具は正しく利用することで本領発揮する」ということを話していこうと思います。
それでは、始めます。
間違い①:正しい目標設定がなされていない。
ZAWAの店のお客さんでマッチングアプリを使ってる人に話を聞いてると、こんなことをみんな言います。
出会いが無いから始めた。
結婚したいし、子供も産みたい。
ずっと彼女いないから。
こんな感じのことみんな言うんですよ。
でもマッチングアプリを利用している人の理想的なプロセスやゴールは、上図の①〜⑤に集約されています。
①出会って
②好きになって
③両思いになって
④その状態が継続する
⑤ずっと継続したいから「付き合う」「結婚する」
「理想」の話をするなら利用者のほとんどがこれを求めているはずなのに、このプロセスの途中をゴール設定にしたり、プロセスを端折ってゴールに行こうとする人が多いんですよね。
こういう人たちは大抵失敗します。
「出会いが無いから…」という人は、アプリを使って「①出会う」ことは叶っても、「②好きになる」以降のプロセスが中々達成できない。
「結婚したいから」という人は、「①出会う」から②〜④をワープして「⑤交際・結婚」にアプリを使えば簡単に辿り着けるのではと期待してたりします。
「婚活用アプリ」だったとしても、相手は生身の人間。
②〜④のプロセス無しに、条件が合えばすぐ結婚・出産というドライな人の方が少ないでしょう。
「漠然とパートナーが欲しい…」と言う人も失敗しがちです。
アプリの利便性を過信し、「努力をしなくてもパートナーが出来る」ことを期待しているだけで利用していても、恋人などできる訳がないのです。
目標設定が正確なされてないことで、アクションプランが立てられない。これが失敗する人々の特徴です。
間違い②:道具の特性をきちんと理解していない。
ZAWAは世の中のものは全て「道具」だと思うようにしてます。
物だけでなく、知識や感情と言ったものも全て使い方・使うタイミングによって機能を最大限活用することも、ガラクタにすることも出来るという考えです。
これを日常的に意識して過ごすことって実は以外とみんなやってないと思います。
例えば、「物を切る道具」というカテゴライズでは、包丁もノコギリも同じ物を切る道具です。
でも食材を切るならノコギリよりも包丁が使いやすいし、木材を切るならノコギリの方が効率も生産性も高いです。
どっちも時間かけたりすれば切れるとは思うけどね。
さらに言えば、道具は手入れされていた方がより高機能だし、包丁やノコギリは「横に引くことで切れる」という道具の特性を理解していた方がさらに有効に使うことができます。
②特性を理解した上で、使用用途にあった使い方をする。
これが「道具」を使う上での大前提です。
では、「マッチングアプリ」はどのような道具なのでしょうか。
①異性との出会いを求めている人たちが集まる。
②気になる相手にアクション出来る、連絡できる。
様々なアプリがありますが、機能はざっくりこの2つだけです。
相手のことを知る、自分のことを知ってもらう、好きになる、好きになってもらう。
こういった恋人を作るために必要なプロセスは、一切アプリの機能には含まれていないので、そこは自分たちで頑張ってやらなきゃいけないところです。
でも、そこをみんな忘れちゃうのか、アプリをよっぽど便利な道具として甘い認識しちゃってるのかわからないけど、その作業が出来てなかったり省略しようとしてる人がすごく多いと思います。
マッチングアプリだろうが、婚活アプリだろうが、人と人が出会い親密になるためには、きちんとしたコミュニケーションが不可欠です。
この道具の特性や機能をきちんと理解していない人たちは、
「やっぱりマッチングアプリってダメだわ」とか、
「自分には合ってない気がする」とか、言いがちです。
違うんです。
使いこなせてないか、能力以上の機能を求めすぎなだけです。
マッチングアプリを正しく使うためには。
①自分の理想・目標をきちんと認識する。
漠然としたゴールではなく、「愛する人と結婚して幸せな人生を送る」のような具体的な理想をきちんと認識しましょう。
「もういい歳だから、何年以内に結婚しなくちゃ!」とか、
「もう何年恋人いない!やばいとにかく恋人作らなきゃ!」とか、
そういう短絡的な目標設定は、結局あなたの幸せにには繋がらないのでやめましょう。
②目標にたどり着く為に必要なプロセスを再認識しよう。
忘れないでください。
「恋人を作る、結婚をする」ためには、このようなプロセスがほとんどです。
そして、アプリで面倒見てくれるのは①までです。
①の経過目標まではアプリだけで叶えられます。
②の好きになるかならないかは、あなたの感情や好みに依ります。
③で相手に好きになって貰いたければ、その時に使える道具は「アプリ」ではなく、「プレゼント」や「マメな連絡」だったり「愛の言葉」だったりする訳です。
プロセスをきちんと理解し、道具の特性や使うタイミングなどもちゃんと理解しましょう。
本日はマッチングアプリを題材に書きましたが、世の中には「道具」の使い方や特性をきちんと理解しないで惰性で過ごしている人がとても多くいます。
例えば「言葉」。
言葉は非常に便利な道具ですが、万能ではありません。
使う人や時代によって同じ言葉でも意味が変わったりもするし、
本音と建前のように言葉に出したことがいつも真実とは限りません。
そういう曖昧で不確かな道具であるにも関わらず、圧倒的な便利さから、そのことを意識せず盲信してしまう人もいます。
例えば「常識」。
大多数の人が共通認識していることは、「正しいこと」と捉えられがちですが、常識は普遍的・唯一的な正解ではもちろんありません。
常識はいつだって変わる可能性があります。
コロナ以前と今で常識やマナーが変わっているように、きっかけさえあればすぐに変わる物なのに圧倒的な数の優位性で、正しいと盲信してしまうのです。
これらはあくまでも「道具」なのです。
使用者は正しい用途で・正しい使い方で道具を利用する能力が必要です。
世の中に便利なものが増えて忘れがちですが、是非このことを意識して、道具を今よりもうまく利用できるようにしてください。
そうすることで、「マッチングアプリ」も効果的に利用することができると思います。
本日は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
赤澤飯店の主人:ZAWA
1982年東京生まれ。
脱サラし、海沿いの町で飲食店を営業。
ケアストレスカウンセラー。
『GOOD VIBES ONLY』をモットーに日々ストレスの無い毎日を研究中。
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