この記事の予想読了時間:約4分
こんにちは、ZAWAです。
旦那がムカつく!イライラする!すぐケンカしちゃう!って時、どう解決すればいいのか?という記事の第二回ということで、後編をスタートします。
※前回の記事をご覧になっていない方はこちら。
第一回では、夫婦間に問題が生じた際、その問題を「構造的に理解しよう」ということをメインに書きました。
そして、自分が楽になる解決方法を選択するのではなく、ふたりにとって何がベストか?という共通のゴールに辿り着くための解決方法を選択しよう。相手に自分の思い通りになってもらうのではなく、自分から変わろう!的なことを話してきました。
ビジネスライクな言葉を使えば、現状把握と課題抽出ですかね。
今回は、事象を客観的・構造的に理解・整理した後、どのようなアクションを起こしたらいいのか、その選択をするメリットについて書いていきます。
なぜ相手じゃなくて、自分が変わらないといけないのか?
このブログで今後も何度も出てくると思いますが、ZAWA流ストレス対処法で特に大事に考えているアクションは「他人じゃなくて、自分が変わる」です。
こういう事言うと、「何で自分ばかり変わらないといけないの?相手も変わるべき!」って思う人が出てきます。
そうですね、確かにふたりとも変わった方がベターです!
それでも「まず自分から!」と言う理由は大きく2つあります。
1:他者を変えることの難易度の高さ。
2:問題提起をした人には、解決の為の責任が伴う。
一つずつ見ていきます。
1:他者を変えることの難易度の高さ。
「相手を変える」ってことがどれ程難しいか改めて考えた事ありますか?
変えるって言うのは簡単だけど、変化の内容には価値観・常識・ポリシー・道徳観や倫理観、文化や風習といったものが言葉の中に含まれているんです。
これ大げさに言ってる訳じゃないです。
そして歴史的に見ても「変化を強要」することでの失敗事例は数多くあります。
江戸時代に幕府がキリスト教を弾圧し、信者を相当ひどく取り締まっていた時も、
「隠れキリシタン」という形で信者は信仰を捨てはしませんでした。
ファシズムや独裁政治も同じです。力を持って他者を抑え付けるという政策は長続きしないんです。
それほどまでに人間は「変化する」ことに膨大なパワーを要するんです。
変わらなくて済むなら、なるべく変わりたくないんです。
そんな重労働を相手に押し付けても、引き受けてはくれないんですよ。
コロナ禍の日本を思い返して見てください。
緊急事態宣言が出て、不要不急の外出自粛を求められた時。
「家から出られない、人と会えない」というストレスをどれだけの人が感じたか。
今まで普通に出来てた事が出来なくなるという変化にストレスを感じている訳です。
緊急事態宣言発令中は、世の中の常識が目まぐるしく変わっていくのではないか?とも言われていましたが、解除されたら結局元の生活様式に戻せるところは戻そうとしてますよね。
あまりにみんな日常に戻っちゃうから小池さんなんか「東京アラート!」って危機感煽り直すくらいで。
長くなりましたが、「変化を強要し目的を果たす」という行為の難易度はものすごく高いことなんだ!という概念を頭に入れてみてください。
2:問題提起をした人には、解決の為の責任が伴う。
ZAWAはサラリーマンやってた時に、上司の指示に難癖をつけている同僚をみて
「気持ちは分かるけど、文句言ってて意味ある?」ってずっと思ってました。
文句言ってその時は一時的にストレスが緩和されるかもしれないけど、結局その意味のないと思っている仕事に着手しないといけないのは変わらないじゃない?
「こんな施策は効果ない!もっとこうしたらいいのに。」
そんな事を言うくらいなら、手を挙げて
「○○な方法の方が××の理由で業績を挙げられると思います。私が指揮を執りますので是非やらせてください。」
このくらい自分の責任で発言・行動すれば現状は変わったかもしれないのに。
何の責任やリスクを負わず、口ばかりで批判しても誰もそんなことに耳を貸しませんし、
ましてや「あなたの為に周りが変わる」なんてことは無いでしょう。
もう一つ例を挙げてみよう。
小さい頃お母さんから「勉強しなさい!」って言われませんでしたか?
ZAWAはいっつも言われてました。
母親には「子供に勉強して欲しい」という望みがあった訳です。
子供は「勉強したくない」訳ですね。テレビみたりゲームしたいんです。
でも頭ごなしに「勉強しろ!」と強要されたり、罰を与えたりしても逆効果だったりしません?
イソップ寓話の「北風と太陽」の北風戦法なんですよ、これ。
自分の意見を「力」で無理やり通そうとすると、反発が起きて結局目的を達成できないということは往々にしてある事です。
たとえ「勉強する事は子供のためだから!」って大義名分があってもダメなんです。
肝心の子供にはそんなことより、「やりたくないことをやらされる」ってデメリットの方が大きいんですもん。
そういう時は、北風戦法を変えてみるんです。
今までは②の段階で「叱る」「罰を与える」というアクションで、③の結果を得ようとし、失敗してました。
図の②では、相手へのメリットを掲示してます。
100%自分の思い通りになるよう相手に強要するのではなく、相手のデメリットに対してメリットで相殺できるような提案に変化したのです。
これがZAWAの言う、「自分が変わる」ということです。
あなたの目標が旦那に「100%思い通りになって欲しい!」という設定をしているのなら話は別ですが、「お互いを思いやり、ふたり仲良く暮らしていきたい」という目標設定ならば、100%は諦め、相手のメリットも包括した解決方法を選んだ方が合理的です。 この方法をZAWAは超絶おすすめします!
自分を変化させるためのマインドセット
自分を変化させるためのマインドセットってどういうことかと言うと、
自分の中の「正解」をアップデートさせるということです。
「価値観の多様性を受け入れる」と言い換えてもいいかもしれません。
今まで当たり前だと思っていた自分の中の常識を疑ってみるんです。
「自分が間違っていた」とまで思う必要はありません。
初めは「相手の主張にも一理あるかも?」と一考してみるだけでもいいんです。
あなたが相手を尊重し、理解しようと努力をし始めれば、相手にもそれが伝わり、相手の行動も徐々に変わり始めることでしょう。
「変わらなかったらどうするの?」って考えは今は一旦捨ててください笑
これは今日やって明日結果が出るというようなお手軽な話ではないので。
ただ、変わらなかった時のアクションプランも用意してます。
後日別の記事で紹介いたしますので、そちらが更新されるまで今は頑張って自分が変わることに注力してください。
「価値観の多様性を受け入れる」ためのケーススタディは、このブログの「トレーニング室」に記事がありますので、是非そちらも参考にしてみてください。
最後に
前編・後編に分けて長々と読んで頂きありがとうございました。
納得できないところ、共感できないところなど多々あったと思います。
でもこの記事を読んでくれたということは、あなたがパートナーとの関係を良好に保ちたい、問題を改善したいという思いがあるからこそだと思います。
その気持ちが一番大事です。
何を正解とするかは、実際はあなたが自由に決めていいことです。
ここに記載されている内容はあくまで一つの選択肢でしかありません。
ただこのブログに辿り着いている時点で、あなたの「変化」はもう始まっています。
わざわざググって問題解決方法を調べようとアクションしているんですから。
折角始めた「変化へのアクション」です。是非、何か少しでもこの記事の中から有効利用できる部分を吸収し、次のアクションへ活かしてください。
現状は行動することでしか絶対に変わりませんから!
今回は以上です。 最後までご覧いただきありがとうございました。
赤澤飯店の主人:ZAWA
1982年東京生まれ。
脱サラし、海沿いの町で飲食店を営業。
ケアストレスカウンセラー。
『GOOD VIBES ONLY』をモットーに日々ストレスの無い毎日を研究中。
↓ポチッとお願いします。
コメント