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なんであの時○○しなかったんだ!
あの時××してれば今もっと幸せだったかも。
こんな考え、生きてれば時たま湧いてきますよね。
或いは、現在進行形で「どの選択をしたら後悔しないで済むだろう…。」と悩んでる人もいるかと思います。
本日は、「後悔しない人生を送るために必要な3つのプロセス」をZAWAのエピソードを交えながら紹介していきます。
3つのプロセスとは、
①考える(感情と現実のメリット・デメリットを天秤にかける)
②決断する(一つの選択肢を選びデメリットを享受し他のメリットを捨てる)
③自責と捉える(自分で決断した事実を重く受け止め、自分の責任と考える)
というものです。一つずつ詳しく解説していきます。
それでは始めましょう。
後になって悔やまないための3つのプロセス。
3つのプロセスをより想像しやすくするために、ZAWAが自分の店を開こうと店舗物件を探していた時に実際にこのプロセスに沿って行動をしたので、そのエピソードと共に解説していきます。
プロローグ:ZAWA、店舗物件を探すの巻
当時ZAWAは自分の飲食店を持ちたくて、店舗物件をめちゃめちゃ探してました。
サラリーマン時代に蓄えていた貯金はあったものの、潤沢な資金という訳ではなかったので、ZAWAの希望を叶えられる物件は中々見つかりませんでした。
ちょいちょい不動産屋さんから紹介される物件はあったけど、
・家賃が高すぎて予算オーバー
・店舗面積が狭すぎる
・立地が悪すぎて集客が見込めない
・定期借家(一定期間だけの契約で更新可否は大家次第)の物件
など、どうしても決定打にかける物件ばかり。
そんな日々が何年も続いていました。
そんなある日、いつものように不動産情報を見ているととある新着物件に目が止まります。
立地・家賃・広さ、どれも申し分無し!
しかも新築!1階の路面店!
好条件過ぎて、何か裏があるんじゃないかと疑ってしまうくらい。
すぐに不動産屋に連絡をして、申し込みの手続きに入りました。
物件は先着順ではなく、候補者を募って、最終的に大家さんが選定して決めるとのこと。
連絡が来るまでの間、ZAWAはもう借りれた後のことをめちゃくちゃ計画しちゃってました。
知り合いの職人さんに相談したり、初期費用の計算や借金の算段、まだ更地の現場を確認したり、間取り図を元に自分の店のレイアウトを検討したり。
もうとにかく、気持ちばかりが先行してしまい、店舗名やロゴデザインなども考え始めてたところで、不動産屋から連絡がありました。
「大家さんが飲食店はちょっと乗り気じゃないみたいなんです。ZAWAさんはどの程度の規模の飲食店をお考えですか?」
工程①:「考える」とは。
おいおいおいおいおい!
飲食可って書いてあったし、なんなら飲食店の場合は数万円高い家賃設定までしてたじゃないか!!
ZAWAはかなり動揺しました。
すぐに不動産屋に向かい、細かい話を聞くことに。
大家さんは何て言ってるんでしょ?
募集の要項自体には飲食可としていたんですが、大家は本当は飲食店には貸したくないという意向があるようなんです。
はぁ。。。
ただそれではあまりにも勝手なので。。。カフェや惣菜屋さんなどあまり火を使ったり、店舗内で調理しない形態でなら検討の余地があります。
がっつり厨房作って、店舗内で調理する方向で考えてました。
そう、ですよねぇ。。。
ここからZAWAは考え始めます。
何をどう考えたかと言うと、
もう借りる気分になっちゃってた自分(理想を追いたい部分や感情的な部分)と
現実的に考えてリアルに想定する未来の自分を天秤にかける作業をしました。
このように、「感情を優先させた気持ちの良さ(以下:感情優先)」と「現実のメリット・デメリット(以下:損得優先)」をメタ認知し、冷静に比べられる様にどちらの立場での判断要素を根こそぎ洗い出しました。
そして、それを天秤にかけて比較検討します。
これが、プロセスの1つ目「考える」という作業です。
ZAWAはこの比較検討で、今回この物件は諦めた方がいいかも。と思い始めました。
工程②:「決断する」とは。
そして次の作業工程は「決断する」ということです。
以前からこちらのブログでZAWAは言っていますが、
決断する=その他の選択肢で得られるメリットを捨てる&自分が選択したことのデメリットを受け入れる
ということです。
今回のZAWAのケースで言うと、こんな感じです。
「考える」の工程で出した、自分の感情やメリットデメリットを比べて、ZAWAは【損得優先】の方に傾いていました。
この選択肢を「決断する」ということは、上図のように、【感情優先】のメリットをである「もう待たなくていい!楽しそうだし、すぐオープンしちゃいたい!」というものを諦めないといけません。
そして、【損得優先】思考の場合に生じるデメリットを受け入れる必要があるということです。
この「決断」というプロセスが苦手な人がすごく多いとZAWAは感じています。
決めてしまうと、諦めなきゃいけないメリットが出てくるし、受け入れなきゃいけないデメリットが出てきます。
決めなきゃ、諦めることもないし、デメリットを受け入れる必要もないので、フワフワした中途半端な立ち位置でマゴマゴしてる方が当人にとっては「都合がいい」のです。
工程③:自責と捉える(自分で決断した事実を重く受け止め、自分の責任と考える)
ただ実は都合がいい気がするだけで、決断しないでフワフワしていることには大きなデメリットがあります。
・決断しないと現状は変わらない。
・決断しない状態でもデメリットは存在する。
・決断することでしか得られないメリットがある。
・決断しないまま時が過ぎると、「やっぱりあの時やっておけばよかった」と後悔する。
・自分が決断しなかったことを棚にあげ、他者や環境の所為にする。
決断をしないことのデメリットは上記のようなものがあり、特に最後の2つが「後悔」に深く結びついています。
自分で意思を持って「決断する」からこそ責任感がうまれ、「自分で決めたことだから、結果は甘んじて受け止めよう」と思えるんです。
そう思えれば、「あの時やっときゃよかった」とか「誰々に止めた方がいいって言われたからできなかった」とか後になって言い訳しなくて済みます。
そういうのってなんかダサいじゃないっすか。
ZAWAは、この3つのプロセス(思考→決断→自責)をきちんと時間をかけて行ったので、そこの店舗を借りない選択をしたことを今でもすごく正しい判断だったと思っています。
もちろん、考えていた当時は、張り切って店舗レイアウト考えてたり、借金の算段してたりと借りる気満々だったので、その気持ちを整理するのにはかなり勇気がいりました。諦めきれない思いもありました。
でも、ぼんやりとした感情ではなく、きちんとロジックを積み重ねて判断したので、そんな後ろ髪引かれる自分を正解として選ばないという選択ができました。
決断することは、捨てること・覚悟を決めることです。
すごく勇気のいる行動です。
でも、だからこそ後悔しないで済むんです!
本日は、ZAWAのエピソードと共に、「後悔しないための3つのプロセス」を紹介しました。
①考える(感情と現実のメリット・デメリットを天秤にかける)
②決断する(一つの選択肢を選びデメリットを享受し他のメリットを捨てる)
③自責と捉える(自分で決断した事実を重く受け止め、自分の責任と考える)
よく後悔してしまう人は、是非このプロセスを試してみてください。
以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
赤澤飯店の主人:ZAWA
1982年東京生まれ。
脱サラし、海沿いの町で飲食店を営業。
ケアストレスカウンセラー。
『GOOD VIBES ONLY』をモットーに日々ストレスの無い毎日を研究中。
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