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B型は5歳児だと思ってください。
ZAWAには甥っ子・姪っ子が総勢7名いるんだけど、彼らと遊んでいるとワイフの生態との類似に気づきます。
彼らは自分の興味があることにとても真っ直ぐです。
遊ぼ!遊ぼ!遊ぼ!
見て!すごいでしょ!?
このおもちゃパパが買って …
あっ、蝶々♪
でね、ママがね…
このように、その時・その瞬間に興味があることへの集中力が半端じゃないです。
ただ同時にスイッチの切り替えもものすごい速さで行われている為、さっきまであれほど夢中だったもののことなど次の瞬間には頭の中からスコーンと抜けてしまっていたりもします。
B型もこれと同様です。
うちのワイフも、仕事で絶対に持っていかなくちゃいけない荷物を、忘れないように次の日に履いていく靴の上に置いていました。
ただ次の日、靴を履く為に荷物を靴からどかした瞬間に、荷物のことが頭から抜けます。「靴を履く」という行為に集中してしまった為です。
結果、荷物を持たずに出勤してました。
「普通忘れないだろ…」と思われるかもしれませんが、それが仕様です。
B型はスイッチの切り替えの速さはピカイチですが、同時にいくつものスイッチをONにすることが苦手ですのでお気をつけください。
同時にいくつものスイッチをONにしておく「マルチタスク」機能が非常に脆弱、或いは搭載されていない場合が多いです。
なのでB型に、
「帰りが遅くなるようなら連絡を入れてくれ。」
という類の要求は相当ハードな要望になります。
当人は言われた時は理解していますが、楽しくお酒を飲んでいたらもうそんな要求は頭の中から抜けてしまっています。
或いは、頭の中にそれがあったとしても、「楽しい!」に集中するのを邪魔する異物でしかないので、優先順位をオートマチックにすごく下げます。
楽しい時間を最大限楽しむのが、彼らの最優先ミッションなのです。
だから「メール1本くらいできるでしょ💢!?」と思うのは違うんです。
思いやりが無い訳でもありません。
あなたのことを大事に思ってないからでも無いです。
仕様上それは「どうしても出来ないこと」or 「本当にやりたくないこと」なのです。
大げさに言えば、「異物が入った状態で楽しむ」ことはB型にとって「楽しまない」のと同じなのです。
「飲み会に行くのを咎めてる訳じゃない、連絡だけくれればいい」と思われるかもしれませんが、そういう話ではないのです。
この仕様を正しく理解しましょう。
B型のアンテナは感度は高いが指向性が狭い。
B型は、
「興味があることは一生懸命」
「興味がないことは基本スルー」
「変なところにこだわりが強い」
「独自路線」
などと言われることが多いようです。
これはB型のアンテナの指向性に関係します。
アンテナではなく、マイクで考えて見ましょう。
一般的には広く浅く音を拾える人が多いです。(上図の薄い緑部分)
ただB型のマイクの性能は広範囲ではなくピンポイントで音を拾います。
範囲は狭いですが、感度は高く、普通の人なら聞こえないような細かな音もクリアに拾えます。
これが仕様です。
「普通に過ごしてればこれくらい気づくでしょ?」って思うのは間違ってます。
「でも気づく時もある、ほんと良く分からない」って思うのはこの機能を理解してないからです。
マイクがそっちの方向に向かなければ、音を拾うことが出来ないように作られているんです。
B型に「言わなくても察して欲しい」と望むのは間違った使い方です。
理解して欲しいことがあるのなら、あなたがきちんとマイクを自分の方向に向けて、マイクの電源をONにする作業が不可欠なのです。
B型は猫のような生き物です。
B型は、
「マイペース」
「わがまま」
「ツンデレ」
「個人主義」
などと言われることが多いようです。
これは彼らの特性が「ネコ」に酷似しているからです。
相手に何かを求めてしまう人が、この特性を理解していないためにストレスを感じることがよくあります。
そういう人たちは無意識に「イヌ型」の特性を相手に求めてしまっています。
飼い主に従順で、「お手」したり「お座り」したり、躾ければいう事を聞く。
「ご主人様大好き!大好き!」という素直な愛情表現をしてくる。
そういう行動を相手に求めてしまっているんです。
そこがそもそも間違っています。
相手はネコなんで。笑
自由気ままで、相手に媚びたりせず、甘えたい時に甘えてきて、気分が乗らないときは飼い主だろうとなんだろうと「シャーッ!!」とものすごく威嚇してきます。
すごく冷たいかと思いきや、ひょいと近くにやってきては、「さぁ、撫でたまえ。」と言わんばかりにお腹見せてきたりするんです。
そういう仕様なんです。
タイプ:ネコ型は、服従しません。
彼ら独自の価値基準で、自由に行動をします。
なのでルールや規則、一般常識など型にハメる行為を極端に嫌がりますし、従うのがとても苦手です。
一部、一般的なものに当てはまる行動をすることもありますが、あくまで彼らの価値基準とたまたまそれが一致していただけです。
或いは、我慢するだけの見返りやメリットがあると判断して我慢しているだけです。
基本的性能がそのようなスペックになっていますので、ヒト型・イヌ型と同じような扱いをしないでください。
その代わり放置しておいて全く問題ありません。
彼らは自活機能が備わっていますので、過保護にしなくても自分でなんでも解決できます。 むしろ、解決したいと思ってます。
逆に構い過ぎると故障の原因になりますので、基本的には自由に行動させておくのが一番です。 それを彼らも望んでいます。
B型の言葉は「話半分」くらいで聞くのが丁度いい。
B型は、
「思っていることをハッキリ言う」
「オーバーリアクション」
「嘘があまりない」
などと言われることが多いそうです。
B型には、頭に浮かんだことを瞬時に音声として出力してしまう特性があります。
目で見たものをそのまま口に出してしまうこともあります。
これは機能①の瞬間最大集中力の影響もあります。
注力してしまうと、瞬時に脳内がそれで埋め尽くされてしまう傾向があるので、それに呼応して音声が流れてしまうのです。
だから頻繁にあまり意味のない言葉を発してしまうことがあります。
多くの人が「意味のない発声」をする文化が無いので、B型の自動音声出力が原因でトラブルが起こる事があります。
例えばB型が乱雑な状態の部屋を見て、「部屋が汚いなぁ」と呟いたとします。
散らかしたのがあなただった場合、この「部屋が汚いなぁ」は「お前の所為で部屋が汚くなってるんだぞ」と責められてるように聞こえるでしょう。
片付けるのがあなたの役割だった場合も同様ですね。
散らかしたのがB型自身だった場合も、「自分で汚したんだから、そんなこと言ってないで片付けなよ!」という気分にあなたはなるでしょう。
このように、発声された言葉に過敏に反応してしまうのが間違いです。
B型は目で見た状況を口で自動的に発声してしまってるだけで、そこにあなたを責めようとする意図は全くありませんし、嫌味を言おうとしてる訳でも全くありません。
思ったことを言葉にしちゃってるだけで、悪意は全くないのです。
B型の発言に逐一反応する必要はありません。
あなたに話しかける時には、きちんと話しかけてきますので、それ以外は「独り言かな?」くらいに思っておくのがベストです。
B型に何かを依頼する時の注意点。
ここまでのB型の生態は理解できましたでしょうか。
とはいえ、共同生活を送ったり、B型との人間関係を構築する上でルールや決まりごとを守って欲しい時や、要望を叶えて欲しい時もあると思います。
その際は以下4つを心がけてください。
2:要望を具体的に伝える。
3:理由を具体的に伝える。
4:期限を明確に伝える。
1は、きちんとこちらの話を聞いてもらう環境を整えることです。
「大事な話があるから、ちゃんと聞いてね」という前置きをして、何か他の作業をしながらとかではなく、集中して話を聞いてもらえる準備をしてください。
2〜4は、例えば「旦那さんに洗い物をしてもらいたい」という要望にしましょう。
ここで、「食べ終わったら洗い物お願いね!」って頼み方ではダメです。
あなたは当然のように、食べ終わったらすぐに洗ってくれると思ってるでしょう。
最悪今日中にはやってくれると思ってるかも知れません。
でもその感覚が違うんです。
旦那さんはいつかは必ず洗い物をやってくれると思いますが、それは明日かもしれないし、2週間後かも知れません。
今日中にやってもらいたいのであれば、きちんと具体的にお願いする必要があります。
「ご飯は私が作るから、食べ終わったら洗い物お願いね。夏場はすぐ臭ってくるし、小蝿も湧いてくるし、明日の朝ご飯作る時に使いたい食器が無いのが嫌だし、汚い台所でご飯作る気にもならないから、食べ終わったらその瞬間に洗って欲しいです。」
あなたがどうしても旦那に洗い物をさせたいなら、このくらい言わないとダメです。
お願いしたその瞬間は旦那も「やらなきゃな」って気分でいます。
でもご飯食べ終わってる頃にはその意識は薄れています。
見たいテレビがあればそっちを優先させます。
でもテレビを見てたらそれに集中しますし、他のことやってるうちに眠くなっちゃったりします。
本人は洗い物をする気はあるんですが、「瞬間最大集中力」が発揮されてしまうともうテレビや眠気に逆らうことが出来ないんです。
旦那が洗い物が嫌いだったりめんどくさいと思ってたら尚更です。
なので駄目押しに、
「後でやろうとすると、寝ちゃうでしょ? どうしても洗い物やってほしいから、今すぐやって!」としつこいくらいにお願いするんです。
B型に何かをやらせたいと思うのなら、このくらいやらないとダメです。
逆にこのくらい言えば、やってくれます。
やってもらった後には、ちゃんと感謝の気持ちを素直に伝えましょう。
「すごく台所綺麗になったね!嬉しい!洗い物してくれてどうもありがとうね!」
素直にです!
「なんでこんな事わざわざ言わないといけないの? 普通ちょっと言えば分かるでしょ」
って思いながら惰性で感謝を伝えてはダメです。
要望を聞いてくれたことに素直に感謝を伝えてください。
最後に。
まず世の中のB型の人たちに謝らせてください。
冒頭に注書きを入れたものの、ZAWAの独断と偏見であたかも「全てのB型」のように色々好き勝手書いてしまいましたが、この記事で「B型」と言っている部分は全て「ZAWAの嫁さん」と置き換えるべき内容です。
そもそもZAWAは「血液型占い」的なものは全く信じてもいませんし、興味もありません。
もしかすると統計的なものである種の傾向などはあるのかもしれませんが、今日書いてきたことは何型でも当てはまることなんじゃないかなと思っています。
この記事でZAWAが何を伝えたかったかと言うと、
「相手を大事に思っているのであれば、相手の価値観や習性・考え方のパターンなどを理解する努力が必要だし、それが良好な人間関係を作る上で不可欠なことである。」
ということです。
相手の幸せを願うこと。
自分のルールを押し付けないこと。
相手の価値観を尊重すること。
夫婦や恋人関係だけでなく、人間関係全般で大切なことだとZAWAは思います。
理解をすることで、余計なストレスを感じなくて済むようになるしね。
相手の取扱説明書を書けるくらい相手のことを考えてみるってなんかよくないですか?
100%合ってなくてもいいんです。
そう思うことで自分のストレスが減らせて、相手も許容できる範囲だったりするなら、完璧に「その通り!」じゃなくて全然いいんです。
100%理解しあうなんてそもそも無理なんですから。😅
「B型だから」とか型に嵌めるのではなく、「この人はこういう傾向がある。こうすると喜んでくれる」などその人個人にスポットを当てたパーソナルな考え方が相手との距離を正しく近づけてくれるとZAWAは信じています。
是非皆さんも試してみてください。
本日は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
赤澤飯店の主人:ZAWA
1982年東京生まれ。
脱サラし、海沿いの町で飲食店を営業。
ケアストレスカウンセラー。
『GOOD VIBES ONLY』をモットーに日々ストレスの無い毎日を研究中。
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