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皆さんは嫌いな人いますか?
職場の同僚や上司。
学校のクラスメイト。
付き合わざるを得ない知人・友人。
仕事関係のお客さん。
社会に出て人と交わる以上、少なからずそういう存在は身の回りにいると思います。
正直言うとZAWAにはそんなに嫌いな人はいません。
でも、少ない人数ですがもう同じ空間にいるのが耐え難いほど嫌いな人はいます。
本日はあなたがそんな嫌いな人に感じてしまうストレスに対してどのような対処をすればいいのかを紹介したいと思います。
それでは始めます。
嫌いな人に感じる対処方
関わらない・遠ざける
嫌いな人に限らず、あなたがストレスを感じる「ストレッサー」からは「逃げる・関わらない・遠ざける・無視する・無かったことにする」など、自分から心理的・物理的に距離を取るという方法はすごく効果的です。
実は、
ストレスは相手から与えられるものではないんです。
あなたが相手をきっかけとして、
ストレスを自分で生み出してしまっているのです。
は?そんなことないだろ?
と思われるかもしれないですね。
そして実際は相手が本当に与えてきてる場合もあるとは思います。
ただ、ストレスマネジメントをする上では、「自責と捉える」方が100万倍話がスムーズに進むので、「ストレスは自分で生み出している」と捉えてください。
そして、嫌いな人に対してあなたが自分からストレスを生み出してしまうのであれば、その嫌いな人との距離を取るということが一番手っ取り早い解決作です。
簡単な例をあげますね。
ZAWAは「24時間テレビ」が大嫌いです。😅笑
「愛は地球を救う」という標語にはすごく共感も賛成もできるんですが、
あの「感動の強要」、「過度なお涙頂戴演出」にめちゃくちゃ虫唾が走るんです。
ただ、これはZAWAの超個人的見解です。
あの番組には何の罪もなく、ZAWAが勝手に「不快感」を自分から感じてるだけです。
そして、対処方法として有効なのは「番組を見ない」こと。
見なければ「嫌い」だという感情は湧いてこないし、不快になることもありません。
もう一つ例をあげます。
ワイドショーなどで芸能人の不倫のニュースを見て、「なんて酷い男だ!最低だ!こいつ大嫌いっ!」ってなったりしませんか?
これもよくよく考えればおかしな話で、実際自分が浮気や不倫をされた訳でもなく、もっと言えばその芸能人は知人や友人などでもなく会ったことも無い他人です。
本来あなたが不快に思う必要のない事柄に対して、嫌悪感や不快感を自分から感じてしまっているのです。
他者に対して感じる悩みを解決する合理的な方法として、『7つの習慣』という本では、あなたが判断・反応するものは「影響の輪」の中の物だけで良い。と説いています。
つまり、
・あなたの影響力が及ぶ範囲の物だけのことを判断する。
・それ以外の、あなたがただ興味を持ったり関心を持ってしまっているだけの部分は「関心の輪」である。
・その「関心の輪」の中にある、他者の動向や価値観に対して反応や判断をする必要が無い。
・もし反応するのであれば「関心の輪」の中の「自分に有益なもの」にだけ反応・判断する。
簡単に言えば、
あなたをネガティブな気分にさせる「関心の輪」の範囲のことを考える必要は一切なく、ポジティブなものにだけあなたの心を反応させておくと、ストレスを感じ辛く、心の安定が保てるんです。
完訳7つの習慣 人格主義の回復 [ スティーヴン・R.コヴィー ] 価格:2,420円 |
詳しくはこちらの本に色々書いてありますので、興味がある方は読んでみてください。
つまりこちらの書籍でも、「ネガティブ」を遠ざける、関心を持たないということを推奨しています。
自分が許容できる範囲を決める。
とは言っても、同僚やクラスメイト、家族や友人など、どうしたって毎日のように顔を合わさざるを得ない関係性もありますよね。
そんな時はどうすればいいのか?
やっぱり距離を取るんです。笑
ただ距離を取る際に考えるべきことがあります。
嫌いな人との関係で生じるメリット・デメリットをきちんと考えるんです。
ZAWAは、人間関係と言うものは「損得勘定」で成り立ってる部分が大いにあると考えています。
すごくドライで冷たい言い方かもしれませんが、絶対的な自信があります。
恋人選びや結婚選びにも希望の異性の条件みたいなものがありますよね?
友人選びも、自分にメリットが無い人とは初めから仲良くなろうとしないでしょう。
一緒にいて「楽しい・楽しくない」「心地よい、不快」など、何らかしらの形で自分へのメリット・デメリットを考えた上で、人間関係を皆構築しているはずなんです。
嫌いな人との関係においても損得を計算しています。
何のメリットも無いと感じているかもしれませんが、細かく考察していくと実はメリットを感じている部分があるんです。
例えば、会うたびに愚痴を吐くだけの友人。
あなたはもううんざりだけど、誘いの連絡があれば渋々受け入れてしまう。
なぜでしょう?
上の図の青い部分にあるように、弱ってる友人の話を聞くことで、ちょっとした優越感を感じたり、「冷たい人間」だと思われることを避けたかったり、「いい人」っぽい行いをできる自分が少し誇らしかったり。
デメリット(ネガティブ要素)ももちろん多いですが、実はメリット(ポジティブ要素)もあるんです。
あなたの心をこのビーカーに見立てた場合、
このようにポジティブとネガティブのバランスが取れている内はまだ耐えられます。
でも、相手に感じるデメリット(ネガティブ要素)がメリットを凌駕してしまうと、その相手と関わるのが嫌々でストレスでしょうがなくなってきます。
この自分の許容範囲を超えた状態が「嫌い」という感情と深く結びついているのではないでしょうか。
このような状態にならないためにも、事前に「自分の許容範囲」について考えておいた方がいいと思います。
そして許容範囲を超えてしまうようであれば、
きちんと相手に自分の意思を伝えましょう。
ZAWAは飲食店を営業していますが、やはり自分の許容範囲を超えたお客さんには勇気を持ってお話します。
■ZAWAが実際にお客さんに言ったこと。
・他のお客さんに迷惑なので静かにしてください。
・それ以上騒ぐようなら帰ってください。
・人の悪口ばかり聞くのは気分が悪いんで他の話しません?
・そんなサービスできるほどあなたからお金貰ってません。
・この場を楽しませようとしてって言いますが、楽しいのあなただけですよ?
こんなこと言ったら、もう2度と店には来てくれなくなると思うし、何なら他所でうちの店の悪評を言いまわるかもしれません。
でも、そのリスクを取らなければ、自分の精神衛生を良好に保つことはできません。
リスクを避けてストレスを受け入れるのか、
ストレスを無くすためにリスクを取るのか。
二者択一です。
このように、自分の「影響の輪」の中だけで判断できるように物事を考えられると、自分以外の他者に振り回されたり、やり場のないストレスを感じ続けることはなくなっていくはずです。
冒頭にも言いましたが、「ストレスは自らが生み出してしまっているもの」なのですから。
本日は、「嫌いな人」に感じるストレスのことを考察してみました。
是非一度、自分のストレスの原因について、そして自分が意識せずに考えているメリット・デメリットについて細かく見つめ直してみてください。
見えていなかったものが見えてくると、自ずとその先の選択肢も選びやすくなってくると思います。
本日は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
赤澤飯店の主人:ZAWA
1982年東京生まれ。
脱サラし、海沿いの町で飲食店を営業。
ケアストレスカウンセラー。
『GOOD VIBES ONLY』をモットーに日々ストレスの無い毎日を研究中。
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