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自分の人生をより豊かでハッピーなものにするために、「今自分が持っていないものを欲しがる」という欲求は人間誰しも持っていると思います。
持っていないものとは、文字通り「あなたが不足していると考えているもの」なので、
・車が欲しい(物)
・恋人が欲しい(人・その人と過ごす時間)
・英語話したい(能力・スキル)
というように、物理的なものや感情的なものや人間関係などなんでもです。
そして人は皆、自分が持っていないものを勝ち取るために、努力や挑戦という行動を起こすのですが、それが以外と大変なんですよね。
努力ができなかったり、続かなかったり、途中で嫌になって諦めてしまったり。
そして多くの人は、理想と現実のギャップに苦しんだり、結果を残せなかった自分に情けなさや自己否定感を感じたりとネガティブな感情やストレスを生み出しています。
そういった人たちにオススメしたい名作マンガを本日は紹介したいと思います。
それでは、始めます。
『DAYS』(講談社:安田剛士)が熱いっ!!
ZAWAはマンガが大好きで小さい頃から大量のマンガを今まで読んできました。
大人になってからもマンガ好きは止まらず、書店で購入したり、電子書籍で毎日のようにマンガを読んでいます。
小さい頃と今との違いは、マンガをただの娯楽作品として楽しむだけでなく、登場人物に感情移入をしたり、自分にはない価値観や考え方を学び、自分の中に取り入れようとする姿勢です。
そう、ZAWAの中でマンガはいつしか「自己啓発本」と同じような存在になっていったのです。
その中で、本日のお題の
努力が「できない・挫折する・続かない」人のモチベーションをあげるのにおすすめの作品が、
『DAYS』(デイズ) です。
DAYSは講談社発行の「週刊少年マガジン」に連載中の作品で、気弱で体もヒョロヒョロで運動もからきしダメだけどとても頑張り屋の主人公「柄本つくし」が、ひょんな出会いから名門「聖蹟高校」のサッカー部に入部して成長していくスポーツマンガです。
大枠のあらすじだけみれば、よくあるスポーツ系マンガと大差はありません。
でも部活仲間や対戦相手に至るまで、登場人物たちの人間関係や心情・葛藤といった描写がとても秀逸で、感動や共感をとてもよびます。
超簡単に言うと、「出てる奴らがみんな愛と情熱に溢れてて、いい奴ばっかり!」なんです。
読んでいてとても勇気づけられます。
キャプテン水樹が主人公に伝えたメッセージ。
出典:講談社『DAYS』 コミックス4巻より
今でこそ高校サッカー界で「怪物」と呼ばれるほどの実力者であるキャプテン水樹も、高校入学時は主人公つくしと同じくサッカー未経験者でした。
これはそんな水樹が、がむしゃらに頑張る主人公つくしに「お前がやってることは間違っていない」と言葉でなく自らのプレイで伝えようとしているシーンです。
口下手なキャプテンの熱い想いと、つくしへの愛情がとても込められた感動的な場面。
「努力は決して裏切らない」
「周りの雑音に耳を貸す必要はない」
文字だけみれば、誰にでも言えるよくある意識高い系の文句ですが、この言葉が出てくる背景やストーリーを理解しているとスーッと自分の中にこの言葉を取り込むことができます。
ZAWAはこのシーンを半泣きで読みながら、
「うぅ、そうだよな。努力は裏切らないよな!そしてこんくらい努力しないと欲しい結果は得られないよなぁ!うぅぅ😭」
と、自分のことに置き換えて考え、自らのモチベーションを高めることができました。
このマンガではこのように励まされるシーンがたくさん出てきます。
つくしを鼓舞するツンデレマネージャー生方。
出典:講談社『DAYS』 コミックス5巻より
最大限の努力をしても自分が納得いく結果を試合で出せなかったつくし。
自己評価が著しく低いつくしは、ひとりで責任を感じ、何もできなかった自分にはチームメイトと同じように悔しがる資格すらないと自分を責めていた。
本当は誰にも負けないくらい悔しいのに、感情を押し殺し平静を装うつくしに、かつて同じような経験を持つマネージャー生方がつくしを鼓舞する場面。
ZAWAはこのシーンを目をうるませ鼻水たらしながら、
「うぅ。。そうだよな。努力や挑戦はすぐに結果が伴うことばかりじゃないよな。
結果が出る前に挑戦をやめた時に”失敗”や”挫折”になるんだ。。。😭」
ということに腹落ちすることができました。
失敗や挫折は「諦める」ことで自分が生み出していること。
努力を無駄にしてしまうのはいつも自分であること。
諦めずに続けることでしか叶わないことがあること。
そういう価値観を学ぶことができました。
敵チームのひとりひとりにもドラマがある。
出典:講談社『DAYS』 コミックス10巻より
強豪校・東院との一戦。
冒頭にも話しましたが、このマンガの素晴らしいところは主人公や仲間たちだけのドラマだけの描写だけではなく、対戦相手のバックグラウンドや人間関係をうまく描写しているところです。
強豪と言われている相手チームも元々はじめから強かった訳ではなく、仲間内での実力差に苦しみ、弛まぬ努力によって背番号を勝ち取ってきたプレイヤーがいます。
この東院高校の浦という選手も同様。
下手で体も細かった彼は、6年間ただひたすらと努力をする人でした。
なぜ彼が叶うかどうかも分からない努力を6年間ひたむきに続けることができたのか。
それは、
努力すれば必ず強くなる。
1ミリでも0.01ミリでも前に進める。
その0.01ミリの成長に幸せを感じることが彼にはできた。
彼が努力を継続できた理由はここでした。
人は何か自分にとって不都合があったり、負荷がかかることにチャレンジする場合に、わかりやすい結果を求めがちです。 その結果は大きければ大きいほど良く、結果が出るまでの時間は短ければ短いほどいいと考えます。
例えばダイエットをしようとジョギングを1時間したとして、ジョギングが終わった後に1キロ体重が減っていたらそこそこ「負荷=結果」に納得感があるかもしれませんが、100グラムしか減量出来ていなければちょっとガッカリしませんか?
10グラムしか減ってなければ、「こんなに辛い運動して、これしか結果がでないのか。。。」と、ジョギングをその後続けることは難しいでしょう。
ZAWAはこのシーンを見て、耳が痛くなりながら、
「何もやらなければ0だけど、0.01も積み重ねれば10にでも100にでもなるんだよなぁ。努力は裏切らない、我慢しきれず裏切るのはいつも自分だ。」
ということを自分の心に刻みました。
いくつかこのマンガでZAWAの心に響いたシーンをピックアップして紹介してきましたが、一部分だけを抜粋してもなかなか皆さんに全部を伝えるのは難しかったですね。
是非機会があれば最初から通してこのマンガを読んでみていただきたいです。
頑張りたいけど、つい挫折してしまう。妥協してしまう。
そんな自分を奮い立たせる熱い物語がこのマンガにはあります。 おすすめです。
そしてこのマンガに限らず、何かを媒介にして自分自身のモチベーションや行動力を高めるという方法は、目的達成のための手段として非常に有効だとZAWAは考えます。
ライバルを作る。
仲間を作る。
自分へのご褒美を作る。罰則を作る。
なんでも良いと思います。
「これが出来たら、意中のあの子に告白するんだ!」
とかでもいいですよね。
努力が出来ない、続かない理由は「自分の心の弱さ」が原因です。
偉そうに語っているZAWAですが、本当に心が弱く、自分に甘い人間です。
そんな自分をなんとか鼓舞するために、そして自分が得たい結果を得るために、自分の弱い心の攻略に活用できるものはなんでも利用するように考えるようになりました。
哲学者のニーチェは「事実なんてものは無い。あるのは解釈だけだ。」
という言葉を残しているそうです。
これは、「自分の感情は自分がそう解釈して決めているだけで、いくらでも違う”正解”を自分で作り上げることができる」ということと同意だと思います。
このように自分の思考を自分でハッキング(思い込み・洗脳でもなんでもいいです)できると、人生をより豊かなものに自らの力で変化・コントロールできるようになるはずです。
皆さんも、理想の未来を構築するために有効な武器を是非探して見つけてみてください。
本日は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
赤澤飯店の主人:ZAWA
1982年東京生まれ。
脱サラし、海沿いの町で飲食店を営業。
ケアストレスカウンセラー。
『GOOD VIBES ONLY』をモットーに日々ストレスの無い毎日を研究中。
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