【第2回】ストレスに想像力で立ち向かうケーススタディ。

トレーニング室

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こんにちは。
本日は、「ストレスに想像力で立ち向かうケーススタディ」の第2回をやっていこうと思います。

第1回はLGBTでもなんでもないZAWAが、「同性愛いけるかな?」という妄想リアルシミュレーションをすることで、自分の価値観のメタ認知し、「絶対無いわー」とオートマチックに判断している価値観のアップデートができるかをケーススタディしてみました。
興味のある方は、そちらも読んでみてください。

本日はこちらの本をご用意。

言わずと知れた大ベストセラー『嫌われる勇気』の中でも記述のある、心理学者アドラー先輩の主張「あなたは楽な判断をしてるだけ!」という部分を題材にしていきたいと思います。

※注:ZAWAの独自解釈が過ぎて、本の内容やアドラーさんの主張と大いに異なる場合があります。


例えば自分や家族が困難な状態にあっても、現状を変えようと行動をしない人がいます。アドラーの主張によればそれは「変わらない」という固い決意をその本人がしているからだそうです。「現状の自分でいることが楽だから、そのような決断をしている」と。

「え、まじで?そんなこと無いでしょ。どう考えても今の状況楽じゃ無いんですけど💢」と思ったそこの、あなた!!

ZAWAと一緒にこの件についてケーススタディしてみましょう。

1:コロナ 禍で収入が激減!まじでやばい!

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ZAWAは飲食店経営を生業としており、3月末から店は営業自粛を開始し、5月末まで収入はゼロ。

緊急事態宣言や行政からの営業自粛要請が続いたので丸々二ヶ月無職という状態でした。

4月中旬頃のZAWAはこんな心境でした。

・営業したくてもできない。
・リモートワークなんてできる職種ではない。
・要請を無視して営業したところで、お客さんきっと来ない。
・営業したらしたらで「非常識だ」と店の評判が落ちそう。
・給付金もらえても焼け石に水。
・てかいつ貰えんだよ?本当にもらえるのかも信用ならない。
・テイクアウトやるって言っても、どこの飲食店もやってるし。
・そんな「弁当戦国時代」みたいな流行に乗りたいと思わないし。
・チャレンジして失敗したら先行投資分のキャッシュがマイナスになるし。
・とは言え、家賃は発生するし、収入はないのに支出はある。
・もうだめだ、辛い、楽になりたい。

かなり盛ってる部分もありますが、こんな感じでした。


ねぇアドラーさん、これのどこが楽なんですかね? めっちゃ辛いんですけど。

2:どの辺が「楽をしてる」のかを考えてみる。

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先ほどすごくいっぱい自分が大変な理由、楽じゃないという理由を挙げました。

なのでZAWAの気持ちは「こんなにいっぱい理由がある=楽な訳がない!」という結論な訳です。んじゃアドラーさんは何をもってこの状況を「今の自分の方が楽だから、自分で変わらない選択をしている」と言ってるのかを想像してみます。

例えば、
「営業したところでお客さんはきっと来ない」
→お客さんが本当に来ない現実を目の当たりにするのが怖い。
これと比べれば、そういった現実から逃げて答えを出さないほうが楽。

「営業することで店の評判が悪くなる」
→評判が悪くなるくらいなら、営業しない方が波風が立たず楽。

「リモートワークできる職種じゃない」
→通販などやろうと思えばできることも努力次第である。また、飲食に拘らなければ探せば家でできる仕事はある。そういう未知のチャレンジをするのが億劫だし不安。なら、やらない方が楽。

「テイクアウト営業なんてどこもやってるし。」
→やってみたい気持ちはあるけど、どこもやっていてその競合の多い市場の中で勝てる自信がない。実際やって結果が出せなかったら傷つく。だから、やらない方が楽。


・・・あれ??? 楽な方選んでるかも。。。😅


すごく素直に正直に自分を掘り下げさらけ出してみると、確かに現実は辛いし大変なので自分が楽をしているなんて思ってませんでしたが、「今のままでいること」と、「リスクや負荷を背負って変化をすること」と比べると楽な選択肢を選んでいます。

給付金に対しても不平不満を言ってますが、正直給付金貰えればだいぶ助かるし、貰える前提で考えてるから自粛できているという節もあります。

3:認めてしまう。それが第一歩目。

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このシミュレーションを自分でした時に気づいた点がいくつかあります。

ZAWAは、「今の自分は辛いし、困難な状況だし、楽をしているなんて認められない!」とアドラーさんの主張に対して考えていました。

ただ何を以って楽じゃないか?ということに着目すると、ZAWAの基準は「大した悩みも困難もなく、順風満帆な自分」を基準としてる。それと比べて、「今の自分は決して楽ではない」ということなんですね。

ただアドラーさんの基準は違います。

「目的論に準じ、困難や問題を解決しようと行動する自分。変化しようとしている自分。」と比べれば、今のあなたは何もせず、出来ない言い訳ばかり並べてるだけ。そっちの方が楽だから「変化をする・行動する」という決断をしないのだ。そういうことを言いたいのだと解釈しました。


うぅ、ぐうの音も出ない。。

何と比較をして「楽か」の基準が、ZAWAとアドラーでは違うの図


そして、もう一つ気づいたのは「何言ってんだよ!アドラーさん!」って感情が昂ぶって猛烈に反論したくなったのは、図星だったからということです。

たぶん人間が怒る時の多くは、本当は自覚があることを指摘された時だったりするんじゃないですかね?

「あれ太った?」って聞かれてすごく不快な気持ちになるのは、自分でも太った自覚がある時や、私太ってるかな?って気にしている時だったりしません?

「宿題やりなさい!」って母親に言われて、「今やるつもりだったのに!!」みたいなのも同じですよね。

やらなきゃだめだなぁ、でもやりたくないなぁ、って本音を見透かされて指摘されたのが不快だったり、悔しいからエモーショナルになるんですよね。


自分が今以上に何か得るものを増やしたいと欲求しているのであれば、変化・行動を起こさなければ何も得られないんだ。

そして、変わるための第一歩は「楽しようとしている怠惰な自分を認めること」だ。

これがZAWAがこのシミュレーションで学んだことです。

今回シミュレーションというよりは、過去の自分の自己分析内容の発表というような感じになってしまいましたが、皆さんにとってはZAWAのこの事例がシミュレーションになるのではないでしょうか。

これに気づいた自分は、それ以降行動を起こし始めました。

赤澤飯店というブログを始めたのもその一環です。

他にもWebサイトを作るための勉強を始めたり、自分のスキルの中でマネタイズできるものがないかどうか分析をしたり、またそれをアウトプットするためのプラットフォームを調べたりと、今までやってこなかったことにトライをし始めています。

それが結果に繋がるのかわかりませんし、努力に対して見合わない成果にしかならないかもしれません。が、確実に言えるのはZAWAは「変化する勇気を持ちスタートを切った」ということです。

周りはZAWAがしていることに対して色々否定的なことも言ってくるかもしれません。ただそれは成果を出せば全て覆ります。
外野のヤジは圧倒的な結果でねじ伏せればいいのです。

是非、皆さんも上記のような妄想リアルシミュレーションで自己分析してみてください。きっと共感できるものがあると思います。

共感している自分を認めてあげるのが第一歩です。

そして第一歩を踏み出したのであれば、「では何をすればいいのか」「じゃあ試しにこれをやってみよう!」と二歩目、三歩目と歩みを進めましょう。

必ずその軌跡はあなたの望む理想のゴールへて繋がっているはずです。

以上です。最後までご覧いただきましてありがとうございました。

プロフィール画像
赤澤飯店の主人:ZAWA
1982年東京生まれ。
脱サラし、海沿いの町で飲食店を営業。
ケアストレスカウンセラー
『GOOD VIBES ONLY』をモットーに日々ストレスの無い毎日を研究中。

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