【新型コロナ・第2波】自粛のストレスを軽減する思考法。

生活・環境のストレス

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東京を始め、全国的に新型コロナウイルスの感染者数が増加してきており、不安や警戒心を強めてる方も多いのではないでしょうか。

国や行政、各種メディアも危機感を煽るような報道や啓蒙が増えてきており、「また不要不急の活動自粛しなきゃいけないのかな?」と陰鬱な気分になってる方もいるんじゃないでしょうか?

本日は自粛に関する事で発生するストレスをどう攻略するか書いていきます。

人に会えない!外に出れない!我慢とうまく付き合う思考法。

日常生活でよくあるストレッサー(ストレスの要因)に、「我慢」があります。

我慢の中身にも色々あり、
「自分がしたいことがあるのに叶えられないもどかしさによるストレス」や、
「自分以外の他者から何かを強制・強要されることへのストレス」、
「自分のペースが乱されることへのストレス」といった事が大きな理由です。

自分が受け入れられたくない考え方や感情を目の当たりにした時と言い換えてもいいでしょう。

人間は、こう言ったことに直面すると非常に心がザワつき、心理的な緊張感や不安が増していきます。

この様な時に自分のこころが崩壊してしまわないように自分を守る働きを「防衛規制」というのですが、無意識に働くこの防衛規制にはたくさんの種類・パターンがあり、良いものと悪いものがあります。

他にも「抑圧・否認・合理化・同一視・投影・反動形成・退行」などがある。

このような非健康的な防衛規制をチョイスしてしまうと、ストレスを軽減するどころか二次災害的なストレスを新たに生み出してしまうこともあり、生産性がよくないです。

というか、かなり不毛です。

防衛規制の中には、他人からも認められる健康的な防衛規制もあります。
それが、「昇華」と「補償」という働きです。

このようにたくさんある防衛規制というこころを守るはたらきは、無意識的にみんな選択しています。

しかし、このように自分の防衛規制の仕組みを理解することで、意識的にどのはたらきを選択するのかを自分で選択することは可能です。

どうせ我慢しなければならない環境ならば、合理的で生産性の高い選択肢を選ぶ方が、
自分も周りの人たちにとっても好ましい未来を作ることができるはずですね!

外出したいけど、他者から批判されるのが嫌な人のマインドセット。

「不要不急の外出自粛が求められるのはわかるし、協力もしたいけど、全く外出しないのも嫌だ。」

「少しくらいはいいんじゃないかな?と思うけど、万が一の事態や世間の目を考えると我慢せざるを得ない。」

こんな風に思ってる方、結構いらっしゃるんじゃないですかね?

この「自分の欲求」と「欲求に従った際のデメリット」との鬩ぎ合いが、ストレスの要因なんですよねぇ。


じゃあ、どうすればいいのか。

「あちらが立てばこちらが立たぬ」とブラブラしてるのではなく、
きちんと「メリット」と「デメリット」を天秤にかけて、どちらを自分の正解とするのかをきちんとジャッジしてあげたらどうでしょう。

このように、「旅行に行きたい!」という自分の欲求と、それを行ってしまった際に発生するメリットとデメリット、または「旅行にいかず在宅する」という比較的な行動を起こした際のメリット・デメリットを、リスト化して比較検討してみるのです。

各項目を数値化・点数化してみてもいいかもしれません。


要は、どっちつかずで悩むのでなく、きちんと自分の行動の選択肢を比較検討し、
一番自分にとってメリットがある選択肢をきちんと選んであげるんです。

それは同時に、そのメリットに付随するデメリットをきちんと受け入れる覚悟をするということです。

モヤモヤとどっちつかずでストレスを感じていても、現状は変わりません。

どうせデメリットから逃げられないのであれば、そのリスクはきちんと受け入れて、その上でマイナスを補填できるだけのメリットがある選択肢をきちんと判断して選択してあげた方が絶対的におすすめです!

自分できちんと判断したことであれば、他の人から何を言われても気にならなくなりますよ。 リスクを受け入れる覚悟をしたのですから、他人の無責任な発言なんて右から左に抜けていきます。

逆を言えば、リスクやデメリットを受け入れる覚悟がないと、他人の目が気になってしまうのです。

ちゃんと自分の行動を自分で判断しましょう!
欲求に従うのであれば、リスクとデメリットを許容しましょう!

自粛していない人が許せない!自粛警察予備軍になってしまっているあなたへ。

「公園で遊んでいるこどもたちを叱る」
「河原でバーベキューしてる人たちを通報する」

緊急事態宣言発令中には、このような事案がメディアでよく放映されていました。

”自粛警察”や”正義マン”と言われるように、彼らは正義や大義を持って行動を起こしています。


世の中のために!感染拡大を防ぐために!医療従事者のために!


彼らの動機はボランティア精神であり、誰かのために良かれと思っている善意が他者への贈り物としてアウトプットされたものです。

ただ人の心の中には様々な感情や価値観が同居しており、アウトプットされた情報や行動は、必ずしもその人の100%が表現されたものではないと思います。

ZAWA的勝手な想像ですが、下記の画像のようなアウトプットとは正反対の考えが自粛警察の方々の内側にはあると踏んでます。

本音建前.001

「自粛するのが最良だろ!」という主張の中には、「自粛してる私が正しくて、しないあなたは間違っている!」というマウンティングが、

「医療従事者を負担を増やすな!」の主張の中には、「万が一の時、自分が治療を受けられなくなったら困る」という自己保身が、

「外出るな!パチンコなんて以ての外!」の主張の中には、「そもそも自分はパチンコ屋は有害だと思ってて嫌い!」という好き嫌いの話が隠れてるのかもしれません。

つまり、自分の価値観は正しいと思いたい!違うものを排除したい。自分の安全や安心を確保し、リスクを限りなく減らしたい。というような超個人的欲求が動機になっている可能性があります。

他者に何かを求めた瞬間ネガティブが生まれる。

自粛警察について書いてきましたが、こういうことって私たちの日常生活の中にめちゃめちゃ溢れています。
「嫌われる勇気」という本でも有名な心理学者アドラーさんは、「悩みの全ては対人関係に依るものだ」と言い切っています。

「あなたのためを思って」という善意は、「変化して私の思い通りになりなさい」という強要なのかもしれません。

「こんなに私はしてあげてるのに」というギブは、相手にとっては不要なお節介でしかない場合もあります。

何か相手の見返りを求めた上での行動は、いつだって「押し売り・押し付け」に成り得ます。

自分の精神衛生を良好に保ちたいのであれば、他者のために何か行動を起こす時にリターンを前提とした考えは捨てましょう。
それがボランティア精神であり、善意であり、愛なんだと思います。

敢えてリターンの話をするならば、
「相手のために何か行動をする」ことで発生する自己満足感があなたの報酬です。そこでリターンはもう獲得しているんです。

折角の「善意」の気持ちを相手に「悪意」と取られることがないように、
今日この記事で出てきた「善意・正義・奉仕・あなたのため」といった言葉の定義を是非アップデートしてみてください。


いかがでしたでしょうか。

本日は、自粛ストレスと向き合うマインドセットについて書いていきました。

このブログは自分の精神衛生を良好に保つためのセルフマネジメントについて書いている物であり、「自粛するべきか、否か」といった各個人の行動の是非を問うものではありませんのでご了承ください。

「何が正しいのか」なんて誰にも判断はできませんでしょ。笑

なので、せめて「自分の中で何が正しいか」という自己判断くらいはしておくと、
不遇な状況下での自分の精神衛生が担保されるのでは無いか?という提案でした。

最後までご覧いただきありがとうございました。



プロフィール画像
赤澤飯店の主人:ZAWA
1982年東京生まれ。
脱サラし、海沿いの町で飲食店を営業。
ケアストレスカウンセラー
『GOOD VIBES ONLY』をモットーに日々ストレスの無い毎日を研究中。

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