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この記事について
当記事の中にもしかすると「そもそも法的にアウト」な話が含まれているかもしれませんが、登場する職場とは今でも関係が良好であり、ZAWAとしては働いている時から雇用条件に納得済みでしたので予めご了承ください。
ZAWAは最近「○○ハラスメント」という言葉を良く耳にします。
パワハラ、セクハラなんかは結構前から知ってましたが、
ジェンダーハラスメント、モラルハラスメント、カスタマーハラスメント、ロジカルハラスメント、etc…、もうものすごい数多くの「ハラスメント」が今のご時世あるようです。
こうなってくるとちょっと「ハラスメント」がゲシュタルト崩壊してきたので、グーグル先生にハラスメントの定義を聞いてみた。
ハラスメントの定義
引用元:大阪医科大
ハラスメント(Harassment)とはいろいろな場面での『嫌がらせ、いじめ』を言います。 その種類は様々ですが、他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えることを指します。
なるほど。
不快にさせられたり、不利益を与えたれたりしたと感じたら、それはもう「ハラスメント」なんですね。
と、言うことはそもそも不快に感じたりしなければそれはハラスメントでは無いと捉えることも、ケースによっては出来そうですね。
これはメンタルトレーニングが助けになる予感がします。
本日は、ZAWAが職場で受けた「パワハラ」的なことをどのようなマインドを持ち、対処したのかを紹介します。
パワハラエピソード
営業時間中だけしか時給が出ない!?
ZAWAは今から数年前、地元の小さなバーでバーテンダーをしてました。
脱サラをして、アルバイトを掛け持ちしてその日暮らし・日銭稼ぎをしていた時期です。
そのバーは夕方5時からオープンだったんだけど、オープン準備のために少し早めに出勤して、買い出しや店内の清掃やらなんやらをします。
でも時給は5時からしか発生せずに、準備の時間はただ働きでした。
これ多分世の中的に良くないことだとは何となく思ってたけど、ZAWA的にはこれは全然嫌でもなかったし、受け入れちゃってました。
サラリーマン時代も就業前に出勤することや、朝礼に参加させられてたし。
買い出しも事前に買うものリストの連絡が来ていたので出勤途中に買って行けたし、慣れれば全ての準備は30分くらいで終わるので、何もストレスを感じることもなかったんですよね。
だからZAWAはここには「ハラスメント」を感じていませんでした。
あの日を除いては・・・。
ライムが高い!相場より安くライムをゲットせよ。
その日は、今日のように暑い夏の日でした。
いつものように買い出しを済ませてからバーに出勤しようと思っていたんですが、スーパーに行ったらライムがすごく高かったんです。
180円オーバーだと!?
ライムは高くても1つ150円台で買うという上限があったので、すぐにオーナーに連絡。
オーナー大変!ライムが180円する!
他の店チェックした?
あぅ。。
全部チェックしろ。
オーナーの言い方と、他の店をチェックしてなかった自分の落ち度にちょっとイラッとしながらも、近所の生鮮食品売ってるスーパーや八百屋など全てに電話をして確認。
でも、どこも180〜200円。再度オーナーに連絡。
確認したけど、どこも高いです。
買っちゃっていいですか?
マジかよ。。。
んじゃ隣駅のスーパー○○まで行け!
ここでZAWAの許容範囲を少し超えます。
え、あんなところまで買いに行くの?? 時給も出ていないサービス労働なのに??
何これ?パワハラ??
でもZAWAはサラリーマン生活が長かったこともあり、どっかに「働かせてもらってるし、ボスの言うことは絶対!」という社畜根性が根付いています。
なので不満一杯の顔つきで、炎天下チャリンコで隣駅までライムを買いに向かいました。
激安スーパーに到着。果たしてライムの金額は?
大汗をかきながら5キロ程先の激安スーパーに到着。
ライムを探して値段を確認すると「150円」で売っている。
猛暑の中ここまで買いに来たことでさらに不満を募らせていたZAWAは、イライラした態度でオーナーに電話。
オーナー、ライム150円で売ってました。
おぉ、よかったじゃねーか。
何個買いますか?
2000個くらいですか?
5、6個!? 💢ってなりました。笑
2000個買うならまだ分かりますよ!?
近所で買うのと差額30円だから、2000個買えば6万円くらいお得な訳ですから。
でも5、6個ってことは150〜180円節約できただけですよね?
真夏の炎天下片道5キロの道のりをチャリンコで買いに来たこのZAWAの労力!
さらに時給も発生していないので100%ZAWAの善意で行われたこの行為!
それで得られるメリットがたったの150円!?!?
全く納得出来ねー!!
何なら電車代のが高いわ。笑
ZAWAの反撃、そして改善される労働環境。
その後、店に戻り開店したZAWA。
納得できない不満でイライラしてしまっていたものの、
感情的になっては余計な争いが増えると思い、自分の納得いかない感情を見つめ直しました。
冷静に分析し、これはどう考えてもやっぱりおかしい!と結論を出し、営業終了後にオーナーに話を切り出しました。
オーナー、
俺もう2度と隣駅まで買い出し行きません。
あ?なんでだよ!?
150円節約するために、こんな大変な思いをするくらいなら
俺が150円オーナーに払います。時給も出てないし、割りに合わないんで。
えっ。お、おう。。。
そんなやりとり(実際はもっと細かく自分の意見、ロジックの正当性をオーナーに伝えました)があったからか、それからというものライムはオーナーがコストコ的なところで大量に仕入れてくれる様になり、従業員が安いライムを探しに走り回るということはそれ以降なくなりました。
めでたし、めでたし。
ハラスメントに対する考え方。
このエピソードを通してZAWAが皆さんに伝えたいことは2つです。
1:メリット・デメリットを総合的に考え、許容範囲を定めよう。
2:許容範囲を超えたもの(=ハラスメント)に対してはきちんと自分の意見を主張をしよう。
メリット・デメリットを総合的に考え、許容範囲を定めよう。
先のエピソードで、ZAWAは「隣駅までライムを買いに行く」までは許容範囲に定めました。
実際は「買いに行け」と言われた時点で、許容範囲を超えたのですがそこで自分の中の思いを考察したのです。
・時給は出ていなくてもお世話になってるので出来る事ならやってあげたい。
・オーナーが喜んでくれるなら、やってあげたい。
・断ることで自分の評価が下がったり、心象が悪くなるのを避けたい。
・自分がやらなければ、他の従業員の誰かが同じ嫌な思いをしてしまう。
・納得はできないけど、せめて行動してから文句を言おう。
この辺の理由から、「隣駅まで買いに行く」までは一旦許容できました。
人によっては、「準備時間に時給が発生していない」とか「オーナーの高圧的な口調」の段階でキャパシティを超えて「ハラスメント」を感じることもあるでしょう。
ZAWAだってそこを「ハラスメント」と捉えることは可能です。
ただ、そこでの仕事は楽しかったし、オーナーとも仲良くしていたし、何か争いを起こしそこでの仕事を手放さなければならないとか、仕事がし辛い環境になる方がZAWAは嫌だったので、その辺は気にしませんでした。
「気にならなかった」のではなく、「気にしないと決めた」が正しい言い回しかもしれません。
社会生活を営む上で「誰にも迷惑をかけない」なんて不可能ですし、「誰かに嫌な気持ちにさせられる」ことを避けることもできません。
何でもかんでも気に入らなければ「ハラスメントだ!」と主張することは可能ですが、そうすると健康的な社会生活や人間関係を構築することは難しいと思います。
そんなモンスタークレーマーみたいな人と、仲良くしたいと思う人の方が少ないですもんね、きっと。😅
なので、何にでもすぐ感情的にイライラしたり、辛いと感じるのではなく、総合的に自分に起こるメリット・デメリットを判断した上で、自分の最終的な感情や許容範囲をきめるのが良いと思います。
許容範囲を超えたもの(=ハラスメント)に対してはきちんと自分の意見を主張をしよう。
ZAWAはオーナーに「5〜6個」ライムを買えばいい、と言われた時に完全に許容範囲が超えました。
自分の好意や善意、肉体や精神的負荷などで得られたメリットがたった150円足らずだったことに全く納得がいかなかったんです。
もうこれは、自分が意見を主張することで自分の立場が悪くなったり、最悪仕事を失うことになったとしても、オーナーに言わないと気が済まなかったですね。笑
幸いなことに、オーナーに生意気な発言をしましたが、ZAWAの主張をオーナーはきちんと理解してくれて、その後待遇は改善されました。
今でもそのオーナーとは良好な関係を続けています。
自分の中のメリット・デメリットなどをメタ認知し、総合的な判断の元で許容範囲を定めたのであれば、それを逸脱した要求や指示に関しては「NO」と言える勇気と覚悟を持つべきだとZAWAは思います。
そしてそれは「喧嘩」ではなく「議論」や「労使交渉」に出来る様に話を持っていくのが大人として社会人として大事なポイントです。
誰かに助けを求めるのも重要!
ZAWAのようにお気楽な悩みやストレスではなく、もっとどうしようもないくらいの状況に苦しんでいる人もいるかもしれません。
そういった際には、誰かに助けを求めるのも超大事です。
こんな感じで厚生労働省の委託事業としてハラスメントで困っている人たちの助けになってくれるサービスもあるようです。
自分でまずは頑張ってみて、それでもできない時は、積極的に人を頼りましょう!
※もう少しだけ深刻だったZAWAの上司からのストレスに対する記事もあります。😅
以上です。
人生は意外と短いし、あなたの時間は有限の財産です。
ハラスメントのように、嫌な思いをする時間は極力減らした方が「ハッピーな人生」な感じしませんか?
本日は、ハラスメントに対する向き合い方について、ZAWAの体験談を元に紹介いたしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
赤澤飯店の主人:ZAWA
1982年東京生まれ。
脱サラし、海沿いの町で飲食店を営業。
ケアストレスカウンセラー。
『GOOD VIBES ONLY』をモットーに日々ストレスの無い毎日を研究中。
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